更新工事(取り替え)と更生工事(ライニング工法)の違い

「更新工事」「更生工事」の違い

排水溝の水漏れ・つまりなど配管に関するトラブルが後を絶たない

10年以上前に建てたので配管の劣化が心配

このような状況から配管工事を検討される方はたくさんいらっしゃいます。しかし、配管工事と一口に言っても様々な種類があるのをご存知でしょうか?

配管工事は大きく分けると二つ。「更新工事」「更生工事」です。どちらを選択するかは、配管の使用年数や劣化状況、コスト、施工期間などによって異なります。両者のおおまかな特徴と違いを知っておきましょう。

工法名 更新工事(配管の取り替え) 更生工事(ライニング)
概要 配管そのものを新しいものに取り替える、配管の取り替え工事のこと。漏水など劣化がひどく更生工事では対応しきれない場合に行います。 古くなった管の中に新しいパイプを作ってしまう工法です。大きく分けると3通りの更生工法があり、どのような環境の現場に対しても柔軟な施工が可能です。
メリット
  • 耐久年数が長い
  • 衛生面での安全性も保たれる
  • 漏水のリスクが少なくなる
  • 腐食による劣化が抑えられる
  • 短期間で施工できる
  • 比較的費用が安い
  • 工事騒音が少ない
  • 解体復旧の手間が少ない
  • 壁や天井に配管を露出させることがない
デメリット
  • 費用が高くつくことが多い
  • 建物形状によっては壁や天井に配管を露出させることになる
  • 工事日数がかかる
  • 騒音、振動、ほこりなどで近隣に迷惑がかかる場合がある
  • 配管の内側を削るため老朽化が進んだ配管には対応できない
  • 施工後の寿命は10年程度。その後は更新工事が必要になる
  • 衛生面での不安がある

給・配管工事については、マンションの現状に見合った工法や経済性などを考えて検討しなければなりません。両者の特徴を踏まえたうえで、業者と相談して最適な工法を選択しましょう。

  • 配管を新しくする-更新工事について
  • 配管を補強する-更生工事について

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